どうも、tasonです。
この記事は、
「リスティング広告を始めるけど、仕組みや料金体系がわからない」
と悩んでいる方向けの記事です。
リスティング広告を始めることになったものの、
用語が難しかったり、そもそもリスティング広告とは?
というレベルの方も多いのではないかと思います。
そこで今回は、
・リスティング広告とは何なのか?
・リスティング広告の流れと掲載順位の仕組み
・リスティング広告の料金について
について紹介します。
リスティング広告とは何なのか?
リスティング広告とは、「検索連動型広告」と呼ばれ、
特定のキーワードで検索された時に、検索結果に表示される広告のことです。
上位表示ロジックに基づいて、
検索結果の上部、下部にそれぞれ表示されます。
<検索結果上部>
<検索結果下部>
左側に、四角く「広告」と書かれているものが、リスティング広告となります。
リスティング広告は、広告をクリックされると費用が発生する仕組みで、
例えば、上限を1クリック100円に設定しておくと、
1クリック100円以下の費用が発生します。
検索ボリュームの多いキーワードであれば、
1日のクリック数が見込めるので、
10クリックであれば約1000円、
100クリックであれば、約10000円の費用がかかることになります。
リスティング広告のメリット
リスティング広告を使うとどんなメリットがあるのでしょうか?
ここでは、リスティング広告を使うメリットについて紹介します。
メリット1:集客の即効性が高い
リスティング広告のメリットは、
何と言っても集客の即効性が高いことです。
通常であれば、SEO対策等で中長期のスパンで、
狙ったキーワードで上位表示されるように対策をしていきます。
でも、リスティング広告の場合、
作ったばかりでSEOが弱いサイトでも、
検索結果で上位表示させることが可能です。
なので、すぐにアクセスを集めるには非常に向いている広告です。
メリット2:広告効果の計測がしやすい
リスティング広告の次のメリットが、
広告効果の計測がしやすいということです。
リスティング広告の管理画面では、
・広告の表示回数
・広告のクリック数
・クリック率
・クリック単価
・広告費用
など、いろいろな項目を見ることができます。
googleアナリティクス等と組み合わせることで、
「顧客獲得単価(CPO)」の測定も出来ます。
顧客獲得単価とは、売りたい商品が1件購入されるに当たって、
どれくらいの広告費が使われたかを示すものです。
例えば、広告費を10000円かけて、
20個の商品が売れれば、
顧客獲得単価(CPO)は500円ということになり、
1つの商品を売るのに、広告費が500円かかったということになります。
これによって、広告効果が出ているのかどうかを判断していきます。
数値で結果が確認出来るので、
広告を運用するにしても、どこに課題があるのかがわかりやすいのが特徴です。
メリット3:広告投資のリスクが小さい
クリック型広告のため、月額いくらといった費用は発生しません。
また、1クリックの単価設定と、1日当たりの予算が設定できるので、
ご自身の予算に応じて広告を利用できるというわけです。
例えば、1日の予算を500円にしておいて、
1クリック単価を100円に設定しておけば、
1日のクリック数は約5回となります。
1日の予算を消化すれば、
広告はその日は表示されなくなります。
なので、気づけば何百万という広告費が発生していたといったことはありません。
メリット4:今すぐ客の獲得に効果的
リスティング広告はキーワード単位で出稿が出来ます。
「ダイエット ジム 東京」
「東京駅 ランチ」
などです。
こういった検索の意図としては、
・東京でダイエットに適したジムはないか
・東京駅でランチするのにいい店はないか
といった、「顕在顧客」に対してのアプローチとなります。
既に顧客にニーズがあるので、
今すぐ客の獲得に適した広告なのもメリットの1つです。
リスティング広告のメリットをまとめると、
短期間で検索結果で上位表示でき、
あらかじめ設定した予算の範囲で、
修正を繰り返しながら効果の高い広告を作っていくことで、
成果が出しやすい広告という点です。
リスティング広告の流れと掲載順位の仕組み
続いて、リスティング広告の掲載までの流れと掲載順位がどうやって決まるのかという点について紹介します。
まず、リスティング広告の流れは下記になります。
キーワード登録と入札単価の設定
リスティング広告を作成する際に、
まずは、キーワードの登録と入札単価を設定します。
キーワード登録とは、どんなキーワードで検索された時に、
広告を表示させたいかを決めるものです。
入札単価とは、広告1クリック当たりに支払う金額のことです。
ユーザーの検索
ユーザーが検索エンジンを使い、
登録したキーワードと関連するキーワードが検索された場合、
広告が表示されます。
入札・オークション
リスティング広告はオークション形式となっており、
この結果によって、表示順位が決定します。
オークションといっても、
自動で入札されているので、
こちら側で何かするわけではありません。
詳しくは後ほど後述しますが、
入札単価と品質スコアによって、
広告ランクが決定し、広告ランクが高い順に広告が表示されます。
広告の表示
オークションの結果に基づいて、
広告が表示されます。
以上が、リスティング広告の掲載の流れになります。
リスティング広告の掲載順位の仕組み
リスティング広告の掲載順位は、
先ほど記載した通り「広告ランク」が高い順に広告が表示されます。
この広告ランクとは、
「入札価格×品質スコア=広告ランク」という計算式で成り立っています。
入札価格とは、先ほど記載した1クリック当たりに発生する費用のことです。
品質スコアとは、Googleが広告に与える評価の指標のことです。
品質スコアは10段階で決定され、1が最も低く、10が最も高い評価となります。
品質スコアには下記の3点が影響していると言われています。
1.クリック率
2.関連性
3.ランディングページの利便性
1.クリック率について
広告を表示してもクリック率が低いということは、
ユーザーが興味を持っていないということになります。
ということは、クリック率が低い=ユーザーの役に立っていない
という評価がされ、品質スコアが下がります。
逆にクリック率が高いと、品質スコアは上がります。
2.関連性
広告文がリンク先の内容と関連する広告の場合は、
品率スコアが高くなります。
広告文でダイエットに関する文章を書いて、
リンク先もダイエットに関するものであれば、
品質スコアが高くなり、全く関係ないページに飛んでいれば品質スコアは低くなります。
3.ランディングページの利便性
ランディングページとは、広告文に記載したリンク先のページのことです。
リンク先が使いにくいページであれば、
品質スコアが低くなり、利便性が高ければ品質スコアが高くなります。
以上の3点に基づいて、トータル10段階の評価で決定します。
リスティング広告掲載順位の例題
試しにリスティング広告の例題を作ってみました。
A、B、Cの3社がそれぞれリスティング広告を作り、
入札単価と品質スコアは下記の通りでした。
入札単価はCが一番低いですが、
品質スコアはCが最も高い為、広告ランクはCが最も高く、
掲載順位もCが1位となっています。
Aは入札単価は高いですが、
品質スコアが低い為、掲載順位は3位となっています。
このことから、単純に入札単価を高くすればいいというわけではなく、
品質スコアを高めることが重要ということがわかります。
広告費という面から見ても、
Cが最も入札単価が低い為、
広告費を抑えることができます。
広告を作成する際は、品質スコアを重視して作っていきましょう。
リスティング広告の料金発生の仕組み
リスティング広告の料金はクリック数に応じて発生する
「クリック課金制」で、ユーザーが広告をクリックする度に料金が発生する仕組みです。
リスティング広告の費用=クリック数×クリック単価
クリック単価については、
1円〜9999円で自由に設定が可能です。
低く設定しすぎると、例え品質スコアが高くても、
広告ランクは低くなってしまうので、
どの単価なら表示されるかを見極めないといけません。
競合の多いエリアやジャンルなら、
入札単価を高く設定しないと表示されませんし、
競合の少ないエリアやニッチなジャンルであれば、
入札単価は低くても表示が可能です。
まとめ
リスティング広告の基礎的な部分について紹介しましたが、
正直、実際に運用してみないと理解できない部分も多々あるかと思います。
質問や運用するにあたって困っている点など、
気になることがあればお気軽にお問い合わせください。
以上、
【初心者向け】リスティング広告とは?基礎的な仕組みや料金について解説!
でした。
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