この記事は、
「Webマーケティングの広告運用ってどんな仕事?」
「Webマーケティングの広告運用になるにはどうすればいい?」
と疑問に思っている方向けの記事です。
Webマーケティングの広告運用は、商品の販売や集客で利用することが多いですが、「具体的に何してるのかよくわからない」という方も多いのではないでしょうか?
また、「複雑そう」「難しそう」というイメージを持っている方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、
・Webマーケティングの広告運用の仕事内容
・Webマーケティングの広告運用になるには
について紹介します。
【結論】Webマーケティングの広告運用の仕事内容は3つだけです
結論から言うと、Webマーケティングの広告運用の仕事内容は下記の3つです。
2.広告の配信
3.分析改善
商品の調査
まず、広告運用する商品を決め、訴求内容を決めるための調査を行います。
訴求内容というのは、どうやってその商品を買ってもらうのかを決めるためのメッセージのことです。
同じ商品であっても、どういう人に商品を買ってもらうかで、訴求内容が変わります。
例えば軽自動車を販売する場合、
・あまりお金を持っていない若い人向けに「月々たったの○○円で乗れますよ」
・運転に慣れていない女性に「車の幅が狭いので、狭い道路でも楽々ですよ!」
みたいな感じで、ターゲットごとにアピールする内容を変える方が、刺さるメッセージになります。
これをWeb広告で行うために、まずはその商品のターゲットとなる顧客、競合、商品の調査を行います。
■顧客
顧客とは、その商品を買ってくれるであろうターゲットのことです。
商品やサービスと関連性の高い検索キーワードを調べたり、サジェストワードを調査します。
Yahoo!知恵袋も顧客の深い悩みが書かれていたりするのでおすすめです。
キーワードの調査は、ラッコキーワードがおすすめです。
無料で使える上にGoogleトレンドとも連携しているので、商品の検索Volの推移もチェック出来ます。
■競合
次に競合の調査をします。
広告運用に限らずですが、基本的に何かをする時は競合は必ずいます。
広告運用も、自分が出そうと思っているキーワードで競合が既に広告を出している可能性が高いので、競合はどんな商品で出しているのか、どういうターゲットで、どういう訴求をしているのかをチェックすることが重要です。
■商品
最後が自社の商品です。
競合と比較して、自社の商品の強みは何なのか、どういうターゲットに刺さるのかを調べます。
競合他社と比べた自社の独自の強みが見つかると、広告配信でも効果が出やすいです。
ここまでが広告運用のファーストステップです。
広告の配信
ファーストステップの商品の調査が完了したら、次は広告を配信していきます。
広告の配信で必要なことが、
・広告のキーワード、広告文
・コンバージョンタグの設定
の3つです。
■広告の予算
1ヶ月の広告の予算を決めておきましょう。
商品が1個売れればいくらの利益になるのか、そのうち広告費(CPA)はいくらまでならOKなのかは考えておいた方がいいです。
例えば、1つの商品で1万円の利益になる商品なら、その1つの商品に対し広告費が6000円かけた場合、実質の利益は4000円になります。
月々どれだけ商品を売りたいのか、いくらの利益を出したいかで広告の予算が変わるので、最初に予算を決めておくことが重要です。
■広告のキーワード、広告文
ここまで決めたら、あとは広告配信する為にキーワードと広告文を決めていきます。
商品の購入につながるキーワードを設定し、それに紐づく広告文を作成していきます。
広告文は調査の段階でどんな人がターゲットなのかを調査しているので、そのターゲットに刺さる広告文を作成します。
また、広告文内に行動を促す文章(今だけ送料無料、キャンペーン実施中など)を入れるとクリック率が高まります。
キーワードは後から追加、削除が可能なので、まずは配信していきましょう。
■コンバージョンタグの設定
コンバージョンタグとは、広告経由で商品が購入された時、それをカウントする機能のことです。
この機能を設定することによって、商品が1つ売れるまでにかかった広告費が計算できます。
(商品が1つ売れた時に広告費が10000円かかっていたら、CPA10000円となります)
コンバージョンタグは必ず設定しておきましょう。
分析改善
広告運用を始めたら、広告をチェックします。
チェックするべきポイントは3つだけです。
・予算を消化しているか
・効果が出ているか
■審査に通っているか
広告の配信時に配信して問題ないかの審査があります。
審査期間は媒体によって様々ですが、数十分〜数日です。
Googleなどは数十分で審査されますが、人がチェックする場合は数日かかることがあります。
審査で通らなければ、どの箇所が問題なのかを把握・修正して、再度広告出稿します。
薬機法や景表法などの法律に触れていないかなどは事前にチェックしておきましょう。
■予算を消化しているか
審査に通ったら、予算を消化しているかをチェックします。
競合他社に広告枠を取られていて、自社の広告が表示されていないことは割と起こりうるので、配信直後はこまめにチェックします。
■効果が出ているか
広告から商品が売れているかをチェックし、売れていなければ改善していきます。
改善ポイントは、広告文やキーワードの見直し、飛び先のサイトの改善などです。
目標のCPA内におさまっているかもチェックしましょう。
以上が、Webマーケティングの広告運用の仕事内容です。
Webマーケティングの広告運用の転職は2種類
広告運用担当として働くには、事業会社(インハウス)と広告代理店の2種類に分かれます。
事業会社(インハウス)とは、広告運用を広告会社に依頼するのではなく、自社で対応することを指します。
規模の大きい会社では、マーケティング部のような専門部署を作って、広告運用の専任が運用を行うことが多いです。
規模の小さい会社では、広告運用の他にWebサイトの運用・分析など複数の業務を兼務することが多いです。
一方、広告代理店は広告を運用したいと考えている広告主に代わって、広告の提案から運用、分析までを引き受けて対応します。
広告代理店は、電通や博報堂のような、テレビ、印刷など幅広い広告を扱う「総合広告代理店」や、リスティング広告やSNS広告、SEO対策などWebでの集客に特化した「専門広告代理店」などに分かれます。
事業会社と広告代理店の違い
事業会社と広告代理店の違いは下記のように分かれます。
特徴 | |
事業会社 | ・1つのことにじっくり取り組める ・施策の自由度が高い |
広告代理店 | ・幅広い業界の知識やノウハウが身につく ・経営者と近い立場で仕事をすることも可能 |
事業会社は自社のサービスの成長に集中できるので、1つのことにじっくり取り組めます。
また、自社で取り組めるので意思決定のスピードが早いのも特徴です。
広告代理店は、ASPやアドネットワークなどの媒体の人と関わることが多く、最新の知識やノウハウを身につける機会が多いです。
どんな商品や広告が効果が出ているのかを教えてもらうことも可能です。
幅広い業界に携われるので、そのスキルを活かして副業する人もいます。
Webマーケティングの広告運用に転職するには?
転職するには、未経験なら30代までなら転職可能だと思います。
僕も30歳で未経験で転職していますし。
年齢が上になるほど狭き門になると思うので、Googleデジタルワークショップや自分でブログを運営してみるなど、できる範囲で勉強してアピールすることが重要です。
あとは、マネジメントができる人材が不足しているので、マネジメント経験がある人は市場価値を高められる可能性があります。
まずは自分で勉強しつつ、これまでのキャリアをどう活かしていけるのか、転職エージェントで相談することをお勧めします。
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